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2008.11

椿山荘・フォーシーズンズホテル椿山荘 東京

Photos by Toru Nakagawa

東京は目白に130年前、山縣有朋が築庭して以来、自然を活かした庭園作りに定評がある椿山荘。椿山荘は戦後から結婚式の専門式場、ガーデンレストランとして名高く、1992年にはヨーロピアンスタイルのラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル椿山荘 東京」がオープンし、居心地の良い空間ときめ細かなサービスが見事に調和しています。

山の造形美が残る2万坪の庭園には、室町時代の三重塔、樹齢500年のご神木、秩父山系の湧き水などが存在して歴史や自然が豊かです。

2008年11月1日、庭園整備とライトアップが実施され四季折々の魅力をより一層楽しめる庭園が完成し、光の「庭あそび」がはじまりました。庭園を幻想的に浮かび上がらせる「静のしつらえ」と四季折々に変化する「動のしつらえ」が「和のイルミネーション」の完成度を高めます。

照明

RGBW+アンバーの5色をカラーミックス可能な Exterior 200 LED が池周りの樹木に、山間中腹から上部にかけた樹木には150WのCMYカラーミックス可能な Exterior 200 が随所に配置され森の幻想美を演出しています。山頂にそびえる三重塔の屋根には椿山荘屋上から575WのCMYカラーミックス可能な Exterior 600 ベリーナローを照射し、約100mの距離ながら鮮やかに三重塔を浮き上がらせています。広大な庭園全体の照明が一体となってゆったりと様々な表情に変化していく様子は圧巻です。

また、エコロジーなLED器具を使用したことにより消費電力は従来の約半分になり地球環境にやさしい庭園にもなりました。

使用機材

Exterior 600 × 2台
Exterior 200 × 38台
Exterior 200 Long Barrel × 2台
Exterior 200 LED × 44台

照明デザイン:株式会社近田玲子デザイン事務所